2010年05月28日

Li-Feバッテリー 自作バッテリーパック

以前Li-Feバッテリーの導入と充電方法をレポしましたが、今回は自作バッテリーパックを紹介したいと思います。リフェバッテリーはリポよりも安全性が高められたことがメリットではありますが、完全に次世代のバッテリーを担えるというほどサイズのメリットがありません。3セルで9.9Vという電圧より下は2セルの6.6Vになり電動ガンのドライブには「ウィントットットット」的な風になってしまいます。3セル9.9Vではニッスイ9.6Vよりはるかに元気よく回ってくれます。巷で言われるようなトロさは感じません。ただリポと比較したことがありませんのでわからないのですが、ノーマルの次世代M4ではリフェ9.9V以上はちょっと怖いです。


作ったバッテリーパックいろいろ



単セルを購入していくつかバッテリーパックを作りました。3セルの組み合わせではやることにいろいろ限界があります。上のセルの左右のヌンチャクタイプは2セル+1セルの組み合わせでA123Systemsのセルを使用しています。これはPEQ-2バッテリケースにギリギリ収まる大きさで若干ケースがふっくらする感じで使用できます。これがもっともリフェをスムーズにニッスイとリプレイスできる形だと思います。1本800円くらいなので2400円+配線各種500円くらいで組めます。1100mAhの容量があり、寒冷時にも強いとのことなので頼もしいセルです。

上のセンターにあるのはニッカドやニッスイのラージセルと同じSub-Cタイプのセルです。こちらのセルはA123Systemsのセルに比べて全長が短いながら太さがありPEQ-2には収納不可。しかも、容量が1000mAhなのであまり選ぶ意味はありません。バッテリーの収納は長さよりも太さに制限があるところが多いのです。入るところはニッカドなどのラージバッテリーが使えるスペースとなりますので、ラージバッテリーがギリギリ入らないようなカスタムガンにしか使用しないでしょう。作ったもののラージバッテリー代わりにバットストックタイプの銃にしか使えませんw

下の長いヤツはSub-Cを3つ縦に並べたもので、やはりラージ代わりにしかなりませんw AKを持ってないので分かりませんがAKにもいけるのかな? ただ、練習がてらに作ったものでガタガタですorz まっすぐハンダ付けするのも難しく、収縮チューブも大きめサイズをむりやり縮めているのでみっともないです。自作して分かったことは意外と半田ゴテの熱に対して強いということ。よく3秒しか半田ゴテは付けてはいけないと言われているが結構がんばってくれます。もっとも、安全のためにはちゃんと短時間で作業してください。






ヌンチャクタイプはPEQ-2で使用可能。IREでいうところの「Vishnu ヴィシュヌ(ミニバッテリーサイズ 9.9V 900mAh)」的な使い方ですが信頼性の高いセルを使用するため安心です。価格も1セル800円として3000円以下で組めます。ヌンチャクを伸ばせばバットストックにも使える汎用性を備えてます。







Sub-C(ラージバッテリーと同様のサイズ)セルはいくら3セルといってもサイズ的な優位はほとんどなく中途半端と言わざるを得ない。ニッカドラージと比べて2/3程度でありながらも収納スペースはラージバッテリーが使えるところしかないのが残念。ラージバッテリーが使えないリコイルシステムを作ったバットストック用に製作。しかし上のヌンチャク型で事足りるorz 容量少ないし・・・。IREでいうところの「hideハイド」。これも3000円以下で組める。






バッテリーには充電ミスを防ぐためにも仕様書は必須。クリアの収縮チューブを上から巻いて固定してます。バランスコネクターはJST-XHタイプを使用。もっとも流通量、使用者が多く一般的。




リフェを導入してみて、それほどニッカドやニッスイに比べてサイズ的メリットはなく、明らかにリポに軍配が上がる。リポはRASやストックインなど隙間さえあれば突っ込める利便性があるので安全面さえキチっとしていればリポが使いやすいだろう。ただ万が一は誰にでも起こりうるもので、それを危惧するのであればリフェはいいバッテリーだと思う。急速充電や高い安全性はそれだけでメリットだし、価格も自作すれば市販品の半額で作れる。連射速度もリポの7.4Vもリフェの9.9Vもそれほど変わらない(電圧が違って変わらないというのがリポのすごいところ)。

リポもリフェもそれぞれ一長一短。


結果的には
独創的なバッテリーユースや省スペース高電圧を目指すならリポ。単にニッカドやニッスイの代わりとして優れたバッテリーが欲しいならリフェと言えるだろう。もっともラージバッテリークラスならニッカドでも全然不都合はないのですがね・・・。リフェを導入するならあれこれ考えず、ミニバッテリーサイズのIREのヴィシュヌが一番使い勝手がいいというわけです。ニッケル水素を2本買うならこれ1本の方が数倍価値があると思いますよ。


次はリポを導入してみよう・・・では、ノシ













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Posted by Saga  at 15:25 │Comments(2)バッテリー

この記事へのコメント
自作でセルの並び替えにも手を出すとは、恐れ入りました(汗)

自分も、6月中には次世代M4でリポ導入を試みて見ようかと…


しかし、3秒ルールなんて…拾い食いかプロレスの反則カウントぐらいしか知りませんでした!(笑)
Posted by 勘左衞門 at 2010年05月28日 17:30
>勘左衞門様
自作バッテリーパックは意外とかんたんでした。
3秒ルールの起源はプロレスも拾い食いも同じですよ(嘘
自分もHK416のハンドガードにバッテリーを仕込みたいのでリポも試してみます。
ストック側はちょっと怖いなぁ・・。
Posted by SagaSaga at 2010年05月28日 18:15
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